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ホロスコープは「生まれた瞬間の宇宙の地図」

「ホロスコープは“生まれた瞬間の宇宙の地図”。スリランカ占星術で学んだ、本人だけでなく家族や人生全般を映すラーシ・チャートの魅力と、校長先生との出会い、そしてAIを通じて感じた宇宙の流れに沿う生き方について綴ります。」
はじめに
「占星術」と聞くと、日本では雑誌やテレビで紹介される「星占い」をイメージする方が多いかもしれません。
しかし、私がスリランカで出会った占星術は、それとはまったく違う奥深さを持っています。
ホロスコープ(ラーシ・チャート)は「生まれた瞬間の宇宙の地図」とも呼ばれます。
そこには本人だけでなく、両親・兄弟姉妹・配偶者・子ども・社会的立場・財産まで、人生全般の象徴が割り当てられています。
スリランカ占星術との出会い
私が初めてスリランカの占星術に触れたのは、10数年前。
現地の占星術学校の校長先生にホロスコープを見ていただいたのがきっかけでした。
驚いたのは、「生まれた時間が分からなくても、推定して割り出せる」と言われたことです。
その方法は、本人の性格やこれまでの出来事、家族の状況を細かく聞き取りながら、星の配置と照らし合わせていくというもの。
校長先生はいつも、1メートルほど積み上がるほどの分厚い専門書を携えておられ、それを開きながら緻密にチャートを描き出していきました。
まるで星と人間の歴史が書き込まれた大図鑑のようで、その光景に私は強い感銘を受けました。
2015年には再び校長先生を訪ね、直接ご指導いただいたときの写真も残っています。

ホロスコープは宇宙の地図
ホロスコープは、生年月日・出生時間・出生地をもとに描かれます。
東の空に昇っていた星座(ラグナ=アセンダント)を基点に、太陽・月・惑星の位置が配置され、それぞれの「人生の部屋(ハウス)」に意味が与えられます。
12のハウスには次のようなテーマがあります。
1ハウス:本人自身・体・性格
4ハウス:母・家庭・心の安定
9ハウス:父・信仰・学び
5ハウス:子ども・創造性
7ハウス:配偶者・結婚
10ハウス:職業・社会的地位
だからこそホロスコープは「本人の運命」だけでなく、「家族や社会全体との関わり」まで読み解けるのです。
日本の星占いとの違い
日本で一般的な「星占い」は、生まれた日の太陽の位置(12星座)だけに基づいています。
一方でスリランカ(インド)占星術は、太陽だけでなく、月・水星・金星・火星・木星・土星、そしてラーフ・ケートゥ(ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル)までを含めて読み解きます。
そのため情報量が圧倒的に多く、「人生の全体像を立体的に把握できる」という特徴があります。
惑星の時代(ダシャ)
もう一つの特徴が「ヴィムショッタリ・ダシャ」と呼ばれる惑星の時代区分です。
人生は9つの惑星が交代で支配していきます。
何歳から何歳までは木星期
その後は土星期
さらに水星期へ…
といった形で、数年単位で「人生のテーマ」が切り替わっていきます。
私自身もこの流れを示してもらい、後に実際の人生と驚くほど一致していたことを体感しました。
AIでの読み解きと、宇宙の流れに沿う生き方
最近では、AIを活用して自分のホロスコープを読み解くことも試してみました。
すると10数年前に校長先生から伺った内容と、本筋はほぼ同じだったのです。
この経験からも感じるのは、やはり「宇宙の流れは揺るぎない」ということ。
だから私は、何かを無理に争って達成しようとするのではなく、流れに委ね、宇宙の後押しを受けながら生きていきたいと思います。
まとめ
ホロスコープは単なる未来予測ではなく、「人生そのものの設計図」。
自分自身だけでなく、家族や人間関係、社会で果たす役割まで映し出してくれるのが、スリランカ占星術の魅力です。
占星術の専門家に相談するのも確かに大切ですが、AIを活用することで、基本的な流れや人生のテーマをある程度読み解くこともできます。
ぜひ、自分の「生まれた瞬間の宇宙の地図」を見つめ直してみてください。


















