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内観そしてスカ・スティラ
:2025/02/24│
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ヨガの醍醐味は「内観する」こと
内側に意識を向け観察することですが、具体的に内側とはどんなことでしょう?
それはシンプルな言葉で綴ると「カラダの状態」、そして「ココロの状態」です。
もう少し具体的にお話します。
1.カラダの状態:アーサナを通じてカラダの隅々に意識を向けます。硬さ、詰まり、時には痛み、そして緊張、リラックス。アーサナと共に呼吸にも意識を向けます。浅い・深い、短い・長い、そして呼吸の間。呼吸の通り道鼻や喉の強張り、解放感にも意識を向けます。
2.ココロの状態:思考の癖,感情の波、ストレスや不安感、喜怒哀楽。良し悪しではなくて状態を観察します。
※1、2に意識を向けながらアーサナを繰り返します。足裏から頭頂、そして両腕、指先までの気・エネルギーの流れも感じてみます。サンスクリット語で言うプラーナ,ナディです。
ヨガのアーサナの練習中、無理に「カラダをほぐそう」、「ポーズを深めよう」とする意識はエゴであり,そのエゴが強まると練習中に怪我をする恐れがあります。
そうではなく、1,2に意識を向けながらアーサナを行う時「心地良さ・可動性」と「安定性」を大切にしてください。これがヨガの言葉サンスクリット語で言う「スカ」「スティラ」です。
日々のアーサナ練習中に「スカ」「スティラ」に意識を向けると、日常でもカラダとココロの「「スカ」「スティラ」を感じられるようになり、それこそがカラダとココロの真の健康に繋がるのです。
次回は「呼吸を内観する」についてもう少し詳しくお話したいと思います。