3月20日の報告と21日の予定
昨日は第一次の搬送を中継基地まで行い、いろんな出逢いや実際のこの活動の効果をボクたち自身が体験するとても貴重な機会となりました。木曜日午前に活動を決定し、午後に呼びかけ、金曜日に物資を受け入れ、そして土曜日に中継基地まで持って行った。そして、その日のうちにパートナーが被災地に運んでくれることによって、本当にきめ細かい対応や経験がないととても届けることのできない、今実際にずっと飲料水も飲むことができていない被災者の方々に必要な物資を届ける。これは私たちにとって、やることをやることで生まれる何かがあることを改めて、体験させてくれました。
今日は全体として、第二次搬送の実施と第三次の搬送にむけた支援物資の受け入れが主な作業でした。
そして、その合間、スタッフとミーティングしたり、関係者と明日の搬送環境整備のために協議したり、また実際に作業してくださる方に、活動趣旨や現地の状況に関する情報を伝えたりすることに奔走しました。
第二次搬送は計2台体制で、昨日に引き続き、中継基地まで物資を運びました。
とてもスムースに進み、終わって帰ってきた時には、作業をしていた多くのボランティアのみなさんに拍手で迎えられていました。
そして、物資のお願いの2次募集でも、本当にたくさんのご協力をいただき、湯島(湯島食堂さん)とお台場の2箇所に集積場をかまえました。
湯島食堂さんは関係者のみなさん(今回搬送いただいたTさんもそうです!)にはじめからご参加いただき、本当に湯島食堂さんの活動の心意気を感じました。
食事がおいしいこと、そしてその場のエネルギーの良さは、何とも言えない感動でした。
ちなみにここはちょっときいたら驚くような歴史的逸話のオンパレード!
「ここで・・・の会議が開かれたんだって」と湯島食堂オーナー。「え”~~~!!!それすごいやん!!」と私たちメンバー。
本当にすごい事実がこれでもかとくるほど、すごい場所です。
そして、お台場のみなさん。マンションの住民の方のつながりで、ここまたびっくりするほどの連携のもとに主婦の方を中心とする協力体制ですばらしい仕分け作業が進みます。
お子さんがいらっしゃる方が多いので、やはり現地で子供が苦しんでいることを何とかしてあげたいという言葉をよく聞きました。
そして、今日の成果は目を見張るものでした。多くの方が物資をまた集積場所に御持ちいただいたのに加え、義援金での物資調達を行いました。2,000個のカップ麺、80箱の飲料水など、現在では調達が難しいレベルの物資をそれぞれのみなさんが独自のルートで仕入れてきてくださったり、また自分の脚を使ってあちこちを回り、多くの物資をみなさんが集めてくださりました。
そして、明日はそれら心のこもった物資の搬送です。
明日は(状況は本当に変化しているため、また朝の段階で計画に変更が出るかもしれませんが)、私たちが安全なルートを通って被災地の宮城県石巻市に入ります。実際に必要な場所にいただいた物資を届ける予定です。
それでは、また明日。