21日の活動報告そして今後の予定
物資は、夕べ栃木の中継基地をでて、夜中過ぎに無事仙台に到着いたしました。
私たちの今回の目的は、仙台中継基地に無事に搬送され、その後パートナー(今回はMake The Heaveと協力して動いてる「創栄グループ(http://www.facebook.com/katou.shushi.shinsaishien)」によって、仙台から岩手に搬送されることが確認することができた時点で、完了になります。
今回も物資の受け入れに関して皆さんにご協力いただき、ありがとうございました!
今回は、私たちが搬送に同行して宮城県石巻市にある避難所に届ける予定でしたが、現地の状況が変化をしてその必要がなくなったために、私たちは同行しないことにいたしました。
物資は、4tトラックドライバーに栃木の中継基地経由、仙台の中継基地まで運ぶことを託すことを私たちの任務とし、その先は上記パートナーに引き継ぎをすることとしました。
直前にパートナーの創栄さんから「当初目的地としていた石巻市は現在政府が入り、物資が十分にあるので、別のより逼迫している岩手にある地域への支援に向かうことにしました。この場所はまだ一般車両が入ることのできる状態ではないため、まだ入らない方が懸命です。」との連絡が入りました。岩手までは仙台からまた5時間ほどかかり、ガソリンや装備の問題などを考えると、この助言のとおりにすることが最善と判断しました。
現在、食糧品などの物資は以前に比べ、被災地に届きつつあります。被災者救援活動のニーズは、物資供給から炊き出しなどの現地での人道支援活動へとシフト、変化しているのです。
物資受け入れと搬送の活動はここで一旦完了とし、今は新しいフェーズを迎える時がきたと感じています。
そして、次のフェーズはさらに勢いを増して続けていくのです。
私たちは、この活動を発端として組織を立ち上げます。
この5日間の活動を通し、場や仲間に恵まれ、たくさん方に関わっていただきました。
そのどれもが奇跡の連続でした。
私たちが意図して行ったのではなく、自然と結果を生むことへと繋がりました。
立ち上げてから5日間の間、300人以上が実際に足を運んでくださり、関わってくださった方、応援くださった方を含めるとその数は計り知れません。
3回にわたる物資搬送が実現され、3回目は4トントラックいっぱいになるほどでした。
そこに集まる人は互いに支え合いながら、自らすすんで笑顔で作業に当たってくれました。
ひとつとなり、皆が調和する場がそこにありました。
私たちはこの輪を広げていきたいと心から願い、今後も継続して活動を続けていくことを決意しました。
今日みんなを観ていて感じたこと。
みんな、本当はつながりたいんだ。
ひとつになりたい。笑いあいたい。
今回の大震災を通して、そのことを改めて痛感しました。
被災地の復興のために、そしてつながっていることがまた当たり前となる豊かな日本となるために。
今後の活動、ぜひまた一緒に行いましょう。
中島正明、高橋由紀、堀之内健、平賀恭子