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ヨガの目的は「呼吸」と「体幹」
そろそろ大切なことをお話ししていきたいと思いますよ。
ヨガのポーズ中に「呼吸を忘れないで!」と良く言われると思いますが、本当は逆で、「呼吸をしっかりと行うため」に動き(ポーズ)をつけるのです。
座ったまま、微動だにせず深呼吸の練習をするよりも、「背中を丸めて息を吐く」「胸を開いて息を吸う」(いわゆる猫のポーズ)の方が深呼吸が楽に味わえますよね。
ヨガの真の目的は「呼吸」と「体幹」
「どんな時も深呼吸」を感じることができる様になる。
「体幹を鍛える」ことで「どんな時にもブレない身体と心の軸を持つ」ことに繫がります。
ヨガの練習が深くなると、ヨガをやらなくても、いつでも呼吸は深く味わえるし、体幹も意識することができます。食事をしている時も、眠っている時もです。(私が眠っている時、呼吸は、1分5、6回です!)
私たちの身体は巡りが滞りがちです。
巡りが悪いと浮腫んだり冷えたり、不調の原因になりますね。どんなものの巡りが悪くなりますか?
・血流(動脈、静脈)
・リンパ
動脈は心臓の動きで全身にくまなく流れます。
静脈は?筋肉を動かすことで流れます。
ふくらはぎは第二の心臓と言われるのは、歩く動き、足首の動きでふくらはぎがしっかりと動くのがわかると思います。ちょっとふくらはぎを触りながら、足首を動かしてみてください。
いわゆる運動をする時、走るときは下半身を中心に使います。それは、全身を隈なく使うというより、一部の筋肉を強く使うと言えます。
それに対し、ヨガは全身の筋肉をくまなくしなやかに使います。この動きが静脈とリンパの流れを促してくれるわけです。
ゆったりとした動きが中心のリラックスヨガでも、先生がくまなく全身を動かすポーズを誘導をしてくれると、ヨガの後、身体がすごく軽く感じられたり、靴やブーツがすかすか脱げそうなほど緩くなったこと感じることはありませんか?
静脈やリンパの流れが整うと、私たちの身体の中の老廃物や二酸化炭素を集め体外に排出してくれます。
言い換えれば、静脈やリンパの流れが悪いと、全身、老廃物にまみれてる、おしっこやうんちを体内に垂れ流してると同じことになるんです。
しっかりと呼吸をすることで、全身にくまなく酸素を送ることができます。身体の緊張感を取り除き、緩めてたのち、ゆったりとした呼吸とともに、全身の筋肉をくまなく動かし身体の中にスペースを作っていくことが大切です。スペースが生まれると、呼吸はより心地よく味わうことができますし、身体がほぐれ柔軟性も生まれます。
さて、次回は体幹についてお話ししようと思います。
体幹と腹筋どどう違うの?
なんで体幹を鍛えると心と身体の軸が整うの?
というあたりをじっくりと説明しますね。